Cobaringの若返る健康法を伝授!

伝統的な日本型食生活を腹八分目食べることで瘦せられるばかりか健康を維持することができる簡単で経済的な若返る健康法です。

なぜ食べても太らない人がいるのか

参照動画

知らないと危険?なぜ食べても太らない人がいるのか

誤った栄養の摂り方

信じられないくらいたくさん食べていて全然太らない人がいます。
吉野先生は病気の人を扱うのでやせている状態だと亡くなってしまうという。
特に癌が進行して末期になると悪液質という状態になりますが、正に骨と皮のようになって多臓器不全になって食べても食べても全然太らないどころか、食べられなくなって亡くなってしまうのです。
では、ガツガツ食べて太らなくて自分が「いいんだ」更には「何でも食べられるからいいんだ」と思っている人がいるかもしれませんが、これは非常に危険なことなのです。


そこで、どうしたら適切に体重が増えていくのか、これは太るのとは少し違います。
適正に骨が太くなって筋肉量もついて、内臓も正しい大きさになって体重が増えるというのが望ましいのです。
お菓子とかジャンクフードをたくさん食べて太ろうとする人もいますが、そのようにして体重が増えても、体が瘦せている状態が適切に筋肉や内臓や骨が大きくなったというのとは異なりますので間違えないようにしなければなりません。
人間の体はそのようにして代謝しているかですが、髪の毛や皮膚を作ったらそのまま作りっぱなしです。皮膚は垢として落ちていきます。髪は伸びたらある程度すると抜け落ちます。
このように作りっぱなしのところと、筋肉、最も極端な骨、これらはどのようにして作ってどのようにして壊しているのかというと、骨はずっと骨だから生涯存続するのかというとそうではなく、新陳代謝をしているのです。

新陳代謝

骨は骨芽細胞というものが骨を作り、破骨細胞が壊して大体2年半ぐらいで人間の体の骨は全部入れ替わっているのです。
このようにして内臓や血液も作っては捨てるを繰り返しているのです。この作ることと壊すことのバランスが壊れていて壊れる量が多くなっているという人が体重が増えない人、あるいは食べても食べても体重は減っていないが常に体を作り続けていないと体が維持できないという人なのです。
吉野先生のクリニックにもそういった患者も来院するようです。

緊急事態の回路

まず何が一番いけないかと言うとグルカゴンとかコルチゾールというホルモンがりますが、これは緊急事態に自分の内臓を壊して蛋白質とか脂肪を壊してそこからブドウ糖を作るという緊急避難の回路なのです。これが高い人は太りません。


というのはいつも自分の体を壊しているからです。このホルモンがなぜ出るのかという事はブドウ糖が不足している状態の時なのです。この状態は一番明解なのは食べている量が少ないという場合です。
吉野先生のクリニックにも健康のために1日1食にしていますとか週末は断食していますとか言って太らないという人がいますが、車に例えるとガソリンを入れていないのに使っているのと同じなので、太らない理由を求められたら「1日にちゃんと3食食べて下さい」と言うと「3食食べたら体に悪い」という情報を耳にしたからだというのです。

1食の概念

吉野先生は1日3食は絶対必要だと仰っています。ところが食の何食食べるという定義が人によってバラバラだという。
ほとんどの人が朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯として意識したものが食事になっています。ところが、お菓子を食べたとか疲れているときに甘いジュースを飲んだとかもらったお菓子を食べているとかお土産でもらったものを食べているというのをカウントしない人が多いのです。
このようにすると日本人は平均で何食食べているかと尋ねると自分は3食だと言う人がほどんどなのです。
また「朝食べないから2食だ」と言う人がほとんどです。解答は平均13食です。
驚く人が多いかと思いますが、朝起きて喉が渇いているから水を飲み、手洗いに行って朝ご飯を食べる、駅の自販機で何かを買って飲めばこれで3食なのです。
更に電車の中で飴のようなものを食べている1個食べた2個食べたと言うと職場に着くまでに5食ぐらい食べていることになるのです。そのうえ、コーヒー飲みながらお菓子を食べながら昼ご飯を迎えると7食ぐらいになってしまうのです。
午後になって「出張からのお土産」や「取引先から菓子折り」というものを食べて、駅に行って自販機でジュース買って飲んで食事して晩酌でチーズを食べたりしながらちびちびやったりとかをカウントするとあっという間に十何食になってしまいます。

〇◇ダイエットの概念

吉野先生が糖尿病の人に食べたものを全て書くよう促すと「レコーディングダイエットするんですね」と返すものの「水やお茶も」書くように指示すると「23食とか普通にやっていますよ」と理解を示した風を装って返答してくるのですが「週末ダイエット」する人は過食しているからです。あるいは13時間以上抜けなどと言うのも流行っていますが、12時まで飲んでいたような人はかなりの高血糖になっています。ややもすると240とか300ぐらいになっています。これが正常に戻ってくるのは13時間ぐらいかかるのです。
そういった夜たくさん食べてしまったような人は時間を空けるのも有効ですが、実際3食食べていて間食がないような人がそれをやったらカロリー不足に陥ります。ここを間違えないでほしいと仰っていました。

炭水化物を抜く

ローカーボ、いわゆる炭水化物抜きダイエットと言うのを実践し、体重が増えないと言っている人が多く、元来炭水化物を抜くと当然ブドウ糖がないわけですから、ブドウ糖を調達するためにグルカゴンと言うホルモンを出して、体の内臓や筋肉とか脂肪とかを壊してブドウ糖を作ります。
炭水化物を摂らないでいると、グルカゴンを消費するため痩せていきます。
太っている人が痩せると言うのには良く聞こえるかもしれませんが、この糖新生というのをグルカゴンとかコルチゾールを使って起こさせると蛋白質を分解した際にアンモニアが生成されます。脂肪を分解するとケトンと言うものが生じます。前者は栄養には使えませんから、肝臓で尿素と言うものに転換して尿として排泄するのです。アンモニアは発癌性があります。肝臓の毒にもなります。
吉野先生のクリニックに来ている患者の中に、ご飯をあまり食べずに痩せている人がいます。そういう人はALTとかASTとかいう肝臓の酵素マーカーが高い値を示します。肝臓が悪いことを指摘し、普通の内科だとウルソデオキシコール酸を処方したりします。ところが、「あなたはグルカゴンが出ているからだめなんですよ」「ちゃんとご飯を食べるようにしてください」と言うと飲酒の習慣がない人は肝機能の数値が自然と下がってきて体重が増えてきて戻ってきます
つまり、炭水化物を意味もなく抜くって間違っていて、お菓子とか、ケーキとかチョコレートとか砂糖が入っていたりするものや過度に品種改良を受けている尋常でないほど甘い果物ですとかサツマイモ、トウモロコシも昔のオリジナルとは比べ物にならないほど糖度が高くなっています。
糖度については今は分光計と言うもので測りますが、昔は100ccの水に20℃で10gの砂糖が入っていると糖度1と数えました。キャベツとかレタスは糖度が2とか3ぐらいですが、イチゴが約17、ミカンが20ぐらいでバナナは35もあるのです。
普通のチョコレートは糖度が30ぐらいなのでバナナはチョコレートよりも糖分が多いと言えます。
これが干し芋とか焼き芋になると糖度が65にも及び、スイートコーンなどは38にも及びます。

つまり思いの外すごく甘い物を摂っていることになるのです。こういうものを摂らないと言うのが元来のローカーボダイエットであり、炭水化物もっと言うと澱粉質であるご飯とかジャガイモとかの純粋な澱粉質はきちんと摂らないとダメなのです。
澱粉質は口の中でアミラーゼと言うもので分解されて麦芽糖になります。それは食道ではほとんど吸収しません。胃でも十二指腸でもほとんど吸収しません。 小腸に行ってマルターゼという酵素で、この麦芽糖がブドウ糖になります。
つまりブドウ糖になるまで6~7時間ぐらい要して、さらに6~7時間ほどかけてゆっくり吸収するのです。ということは最初に口に入れてから全部吸収するのに12時間ぐらいかかっているのです。
ところが、砂糖などは口の中でどんどん吸収し、あっという間に血糖値が上がるのです。これは良いことではありません。これを制限するというのが元々のローカーボ、炭水化物抜きダイエットだったのですが、ご飯を食べずにパンもスパゲティも芋も食べずに少しだけチョコレートを食べるなどと言うのは、制限カロリー内であっても吸収、代謝する順番や速度、分解する器官も異なるので、ご飯を食べないことを推奨するのは間違っているのです。やはりきちんとご飯を食べて下さい。
減らすのはお菓子のようなものにしてローカーボと言うのは正解ですが、曲解してご飯を全く食べないで蛋白質脂肪だけで過ごし、痩せちゃうと言っている人が多いのです。

適切な増量と食生活

前述のような状態の人がすぐ飛びつきがちなのがプロテインを飲む行為です。痩せていると筋肉を作るために必要なのは蛋白質、アミノ酸と言って、手っ取り早いプロテインを飲むようになるのです。
ところがガリガリの人がプロテインを飲んで体重が増えることはありません。プロテイン製剤は多くの場合大豆から作られており、大豆には蛋白質の分解を阻害する酵素が入っているのです。それはトリプシンを阻害する酵素で大豆が自分たちが食い荒らされ、死滅するのを防ごうとするのです。
植物と言うのは必ず、アルカロイドと言うものが入っていて毒性を帯びています。食べ過ぎると毒になるようになっているのです。
ですから豆腐とか枝豆だけで蛋白質を摂ろうとするのは無理なのです。それを粉末にしてあるのがプロテインですが、よく噛まないと吸収されません。
例えば納豆を食べるとします。よく噛んで唾液が出てきますが、IgAと言う抗体を含んでいます。これが大豆蛋白と結合すると、結合した状態で体内を通っていきます。小腸に辿り着くと、これは吸収しなさいと言う指令が脳に届きます。
これを腸管免疫と言うもので、何を食べ、何を吸収しないかと言うもので、最初にできたのはゴカイやイソギンチャクのような腔腸動物です。いわゆる口と腸だけしかない動物です。これにより自分たちがこれは吸収する、しないと言う仕分けを行い、不要なものを吐き出すのです。それが人間の体にも備わっていて、口と小腸で行っているのです。

リーキーガット

ということは、よく噛まない結果このIgAというラベルが付かない状態で大量にプロテインを飲むと吸収しないという事になるのです。そのまま便として排泄されてしまいます。ところが本当に蛋白質が足りないと、生命の存続に必要な必須アミノ酸を得ることができないので、救急措置として小腸の吸収する孔(タイトジャンクション)を広げるのです。これがリーキーガットと言う状態です。
延いてはアレルギー物質や体に害のあるものでも吸収し始めるのです。本来蛋白質は分解を経てアミノ酸になってから体内を巡るべきもので、直接血液中に入ることは絶対にありませんが起きてしまうのです。


これが起きるとクレアチンフォスフォキナーゼと言う酵素があり、血液中の中に流れてしまった蛋白質を分解する酵素を出します。通常は脳梗塞とか心筋梗塞とか激しい運動をしたりとか筋トレをやり過ぎたりすると出る酵素なのですが、それが出てしまうのです。そうするとそれによって体を壊すことになるのです。
よくプロテインを飲み過ぎるとそのクレアチンフォスフォキナーゼというのが非常に高い数値が出ますが、そういった患者がいました。一切蛋白質を食べない、肉も魚も嫌いだからプロテインだけ飲んでいると言って、生理が停まってしまった女の子が来院したそうです。

身体づくりにはご飯

やせている人に限って良質な蛋白を求めがちですが、吉野先生はまず炭水化物を摂るように指導するそうです。しかも頻回食といって1日5回とか6回に分けて食べるよう指導していると言う。というのは持続的にブドウ糖が出るようにしていないとグルカゴンが出るのが止まらないからなのです。
ドカ食いしてしまうとブドウ糖濃度が下がっている時にグルカゴンが出るから常にブドウ糖が小腸から吸収されている状態が良いのです。
というのは口からブドウ糖を吸収するとインシュリンが出てしまうからです。と言っているにもかかわらず良質な蛋白質を連呼し、「鶏の胸肉ならば良いですか」とか「七面鳥の肉は脂肪分が少ないから良質な蛋白質です」や「カエルの肉が良いんですよ脂肪がなくて」など、「ワニの手が良いんです」というのまでありました。
吉野先生は良質のたんぱく質など推奨しておらず、グルカゴンを出さないためにご飯を推奨しているのです。
一生懸命蛋白質を食べてご飯を食べないで蛋白質を分解したらその蛋白質を分解すると言う糖新生の流れができてしまうのです。だから食べても食べても太らないのです。
また多くの方がご飯は体に悪い、炭水化物を食べるのが良くないと言う洗脳にかかっているのです。本当に痩せていて体重が増えなくて困っている人はまずはきちんとご飯を食べることをお勧めします。白米で良いのです。良く咀嚼して食べて下さい。これが正しく分解されて麦芽糖になっているというイメージをして下さい。ご飯を30回から50回ぐらい嚙むと、麦芽糖の甘みと匂いを感じることができます。


炊き立てのご飯は独特のホカホカの匂いがありますが、その匂いは澱粉の匂いなので時間がたつと消えます。それが咀嚼によって甘みが出てくるのです。すると麦芽糖が小腸まで届き、吸収され、ブドウ糖になると副腎からグルカゴンというのが出なくなるというイメージをしながら咀嚼して下さい。食べ終わった暁にさらに蛋白質を食べるのは構いませんが、動物性の脂肪があるところもきちんと食べて下さい。
あくまでも優先順位は炭水化物です。動物性脂肪分が人間の体のホルモンを作るのです。不足をすると自分の体を分解してコレステロールを作ると言う回路が働いてしまうのです。

ご飯を食べれば癌をも防げる

ですから炭水化物と蛋白質と脂肪はバランスよく食べて、糖新生を消すためにはグルカゴンを出さなくて済むように十分なブドウ糖が低い濃度で持続的に出ているようにする、そうすることで体を壊さなくなると言う流れになってくると、蛋白質を摂って運動をすると筋肉とか骨を増やすということが可能となってくるのです。
過食になっている人や過食でちょうど良いと思っている人たちはなぜダメかと言ったらグルカゴンやコルチゾールが出ているからなのです。そうすると蛋白質からアンモニアを作りますが、発癌作用もあったり、ケトンと言うのはアセト酢酸とヒドロキシ酢酸とアセトンと言うものを作り、これもまた発癌性が強いものです。特にアセトンは代謝できず、気体として出すので、肺からということになります。
アセトンはマジックインキのような独特の匂いで、それが肺から出ているので肺腺癌になる可能性が高まります。痩せていても癌になる人はそういった背景があります。


正しい代謝が解っていてどのように消化吸収されるというのが解っていないとただ単に筋肉が少ないから筋肉のもとを食べればいいと短絡的に思ってしまいますが、人間の体はそう簡単にはできていないのです。

まとめ

この度の吉野先生の話は、食べても太らない羨ましい人の話かと覗いてみましたが、食べているのに太れなくて困っている人を救う内容でした。
いずれにしても改めて学び直すことができたぐらい内容の濃い話でしたので、大いに知識の幅を広げて頂ければ幸いです。