Cobaringの若返る健康法を伝授!

伝統的な日本型食生活を腹八分目食べることで瘦せられるばかりか健康を維持することができる簡単で経済的な若返る健康法です。

花粉症の歴史と根本対策

参照動画URL
花粉症の根本対策

花粉症の歴史

吉野先生が小学一年生(昭和49年)の頃にはクラスに花粉症の人はいなかったという。
それより前は、もちろんいなかったどころか、親御さんにも花粉症の人はいなかったそうです。
同様にアトピーの人もいなかった
のです。


吉野先生のクリニックを訪れる戦前生まれの患者に尋ねると、やはり昔は花粉症などなかったと口を揃えるそうです。
原因は飛散する花粉の量が増えたからとする意見や、ディーゼル車の排気ガスが原因だと言って規制がかかったりしたこともあったのです。
しかしながら、花粉症は減っていないのです。減っていないどころか3、4人に1人は花粉症の人がいるくらいにまで増えているのです。
昔からハウスダストや花粉の飛んでいる総量は大きな変化はありません。


ところが、花粉症は増えています。
吉野先生も子どもの頃、アレルギー性鼻炎があり、皮膚湿疹を経験し、背中にニキビ等もあったそうですが、大学にいくようになると、それらはなくなりました。
学校給食から解放され小麦を食べなくなったから
です。


学校給食ばかりか世の中的にも小麦のオンパレードでした。
人気の菓子パンや惣菜パンがあるのは日本だけでした。
即席麺もすごく流行りました。
マクドナルドなどのファストフードが入ってきたのも小学生の時だったそうで、利用もしたそうです。
岡山の大学に行くようになると、特別な意識が働いたわけでもなく、経済的なことも絡んで、ご飯と味噌汁と買ってきた魚を焼いて食べたりという生活に自然となったそうです。
そんな生活が2年も続くと花粉症の症状が全く出なくなったそうです。
当初は空気が綺麗な場所に来たからだと思っていたそうですが、その後場所が変わっても症状が現れないので、グルテンの影響だったことを確信したそうです。
これがグルテン不耐症です。
イタリア人や中国人は日本人より遠い昔から小麦を食べていたので耐性が時代と共に備わっていったことが考えられ、日本の場合、戦後GHQによって主食の転換(米→小麦)を 強いられたため、歴史的には浅いのです。
小麦を作っていたことを示す文献はありますが、常食としていたのは米ではなく大麦です。


大麦はグルテンを含まず、グリアジン、ホルディンという蛋白質で日本人は昔から食べていました。
主食はこれ以外に芋を食べていました。

さらに、今の小麦は改良が進められ、グルテンの含有が増え、硬くて千切るのが大変だったパンがフワフワで食べやすいものに変わっていったのです。
さらに日本のサンドウィッチのようにフワフワでしっとりした美味しいパンを安価に作るには、植物性の油と砂糖を入れるのです。


植物性の油や不飽和脂肪酸の安いものですと色々な体に悪いものを含んでいて、アルデヒド化します。砂糖も同様です。

つまり、小麦のグルテンが悪いだけではなく、油と砂糖の合わせ技によってより体に良くない影響をもたらすわけです。
こういう食事を続けている母親からは生まれた赤ちゃんは、生まれた時からアトピーだったりするのです。
戦後78年経過していますからその母親も小麦を食べ続けていた生活を送っていると、アレルギーの状態はより深刻な状況になることは必至です。
母親が花粉症程度だったのが、子供は重度のアトピーであったりとかという具合です。

花粉症の最適な治療法

一般的な点鼻薬は毛細血管収縮薬を使用しています。
マレイン酸クロルフェニラミンとか駄目だったらステロイドを使用するとか。
更にはもっとひどい対症療法です。炭酸ガスレーザーというもので鼻の粘膜を焼いてしまうとか、減感作療法と言って、抗原をバンバン舌下に注射したりという方法で小麦とかハウスダストに対する抵抗性を逆につけていくというものです。
減感作療法で小麦やハウスダストに対するアレルギーが良くなったと言っても、次には猫のアレルギーが出てきたとか、それに対しても減感作療法を行ったりとかきりがないのです。
吉野先生のクリニックを訪れた人にグルテンを止めさせると本当に良くなるのです。
この大事なところを減らしてもほとんど変わらないのです。
花粉がちょっと入って来ても鼻が詰まったりするのが分かると思います。更に花粉の量が多ければ酷くなりますが、少なくても症状が出てしまうので、このグルテンを完全になくすということをやると2~3カ月目から良くなってくるのです。

グルテンフリー

ですから花粉のシーズンを迎える2~3カ月からグルテンフリーを徹底すれば辛い症状を被らずに済む可能性が高くなります。
もちろん大きく関与する他の要因も多々ありますが、グルテンの問題も視野に入れて予防に取り組むことを推奨します。
実際、グルテンフリーの食材というのは、アメリカを中心に海外で随分増えています。日本は、まだグルテンフリーというのは自然食志向の人たちが実践しているくらいで、グルテンフリーという言葉自体知らない人の方が多いのではないでしょうか。
これは大豆で作った麺だとか米粉で作った麺だとか小麦以外で作った麺を食べてみてください。小麦と同じ味にはなりませんが、小麦以上に美味しいという人もいるので試してみる価値があります。
大阪人には粉もの文化の否定をするのかとお咎めがあったりしましたが、グルテンに対して抵抗性がない人、グルテン不耐症の人、日本人の軽い症状の人をカウントすると8割ぐらいの人が何らかのグルテン不耐症だと言われています。
湿疹や下痢、花粉症、目の充血、最悪癌などもそうです。
1970年代からアメリカでグルテンフリーが叫ばれてグルテンフリー食材が増加しているのですが、アメリカでは米を使っているのです。
ですから皆さんもグルテンがない或いは非常に少ないという生活をしてみて花粉症やハウスダスト、猫アレルギーに抗ってみることをお勧めします。
このグルテンを減らしている人というのは実際は多いと考えられます。こういう患者は吉野先生のクリニックに来ている耳鼻科の先生だとか内科系の先生なども一緒に見ているのですが、グルテンを減らしているかほとんど食べていないパターンが多いのです。

後鼻漏患者さんの話

後鼻漏と言って鼻水が喉の方に流れてしまう患者さんがいます。
前から出たら鼻水になるのですが、後鼻漏で悩む人の多いと考えられます。
60歳くらいの女性に小麦を止めさせて3カ月経ち、経過を確認すると良くならないと不満を漏らしていたそうです。
小麦について問い質すと「ほとんど小麦を口にしていない」を主張し、「ほとんど」部分を追及すると、週に一度自宅に招いた友人とお茶を楽しんでいた事が判り、その際のお茶請けとして小麦を使ったお菓子を添えていたそうです。
人に出してあげるのは構わないとして、自分で食べることを止めるように促すと渋々3カ月実行したそうです。すると全く後鼻漏がなくなったのです。そればかりか十数位年匂いがしなかったのが、匂いを嗅げるようになったと述べたので、内視鏡で鼻の中を確認すると、真っ赤っかだった鼻が綺麗なピンク色になっていて症状がなくなっていたそうです。
その患者さんは、それで気が付いて、回顧すると機会ある毎に
1週間に1回以上は食べていたと白状したようです。
一度止めてしまうと小麦も脳の快楽報酬系に入っていた食品なので中毒なのです。止めてしまうと全然苦にならないのです。


グルテンは脳の快楽報酬系に入るという中毒性が高い、習慣になってしまうという食べ物であるということ、完全にやめるということ、この二つを肝に銘じてほしいと吉野先生は語っていました。

まとめ

Cobaringこと私も以前職場で菓子・製パン製造を任されていました。低カロリーとはいえ、小麦粉や乳製品とは切っても切れない環境で職務を行っておりました。
当時はグルテンの害についての知識は不十分でしたので、自分の製造したものを味見以外でも食べる機会を得ていました。
今思えばその頃からアトピー性皮膚炎の症状が強くなり
、師から師の提唱する食養法を守っていないと非難されたり、自分では激務による睡眠不足を疑ったりしておりました。
師が逝去してから、社内の配置転換やら、生活の変化によって小麦や乳製品の摂取量が減ったことや睡眠不足が多少軽減したことも手伝ってアトピー性皮膚炎の症状は沈静化していきました。
吉野先生の話を聞き、グルテンフリーを強化してまいりましたので、次に迎える花粉のシーズンにはゴーグルなしで過ごせる生活が期待できるのではと楽しみにしています。